2017/08/18 作成
2022/05/22 更新
このホームページの趣旨
「とのちのオーディオルーム」は、私のオーディオにまつわる経験とそこから学んだことを形に残したいと思い、書き始めました。私は一介のアマチュアに過ぎませんが、1970年以来オーディオを趣味としていて、今まで様々な経験をしてきています。自分なりの考え方や手法も持つようになりました。それらを公開することが、オーディオファイル諸氏にとっても、多少なりとも有益な情報になるのではないかと考えています。
本格的オーディオファイル諸氏だけでなく、初心者や音楽愛好家にも読んでいただきたいと考えています。
私は元来文科系の人間ですが、回路設計も実装設計も自分でやります。プロの方々に比べれば拙い設計かもしれませんが、それでも人から褒められるぐらいの音質を実現しています。自作オーディオは為せば成るの世界です。このホームページから刺激を受けて、自作オーディオを始める方が一人でもいらっしゃれば本望です。
外国の方にも読んでいただきたく、英語版も用意しました。内容は日本語版とほぼ同じです。
昨今、機械翻訳(自動翻訳)の技術が進歩し、精度が上がってきましたが、あくまで自分の言葉で伝えたいので、すべて自分で翻訳しています。
[English edition]
ページ構成
本ウェブサイトのページ構成は以下の通りです。
ページタイトル | 内容 |
---|---|
トップページ [Go] | 「とのちのオーディオルーム II」のトップページ(入口)です。 |
ご案内 | このページです。このホームページの趣旨や全体の構成を説明しています。 |
システム設計 [Go] |
このホームページのメインテーマとなっている自作オーディオ・システム Gaudi II のシステム設計のページです。Gaudi II のコンセプト、設計目標、システム設計の詳細を説明します。 |
システム製作 [Go] |
実際の Gaudi II を紹介します。目標の達成度、システム設計との相違点、製作を通じて学んだことなどを解説します。 |
作品集 [Go] |
とのちが Gaudi および Gaudi II のために製作したコンポーネントを、第一号機から最新作まで全作品を紹介しています。プライベート・ブランド NOBODY の説明も含みます。*1 |
参考情報 [Go] |
オーディオをより深く理解するための参考情報を提供します。用語の定義、参考文献の紹介、とのち流のオーディオ・テクニック(とのちメソッド)の解説、とのちが使用している開発ツールの紹介なども含みます。 |
メールとリンク [Go] | とのちへご意見・ご感想をお送りいただくためのメールアドレス、及びとのちが推薦するオーディオ関連サイトへのリンクを提供しています。 |
*1: 作品をカテゴリー別に分けると以下のようになります。
- アナログ・ディスク・プレーヤー(レコード・プレーヤー)
- PS-104
- MCヘッドアンプ、フォノイコライザー
- HA-213、PE-114 Petit
- プリアンプ、チャンネル・デバイダー(クロスオーバー・ネットワーク)
- PA-202、PA-203、PA-210 Simplicity、MV-217 X'tal、CD-206、CD211 A-NET
- パワーアンプ
- MA-201、MA-205、MA-208、MA-215 Arabesque
- スピーカー
- SS-307、SS-309 Trad、SS-312 Study
- その他
- AR-416Air
Gaudi プロジェクトについて
1974年、私が17歳の時に、3ウェイ・マルチアンプ・システムこそ最高音質を実現できるオーディオ・システムだと確信し、システム造りを開始しました。完成品を購入する経済力がなかったため、全てのコンポーネントを自作することにしました。一気にシステムを完成させるのは無理なので、モノアンプ・システムからスタートし、少しずつ拡張していくことにしました。
当初は5か年計画でしたが、プロジェクトは遅々として進まず、10か年計画となり、20か年計画となり、ついに終わりが見えなくなりました。1999年、この調子では自分が生きているうちに完成しないかもしれない、まるでガウディ(Antoni Gaudi)のサクラダ・ファミリアのようだ、と感じ、自分のシステムを Gaudi(ガウディ) と呼ぶようになりました。また、Gaudi を製作することを Gaudi プロジェクトと名付けました。
Gaudi は2015年に一応の完成をみましたが、Gaudi プロジェクトを通じて学んだことや、磨いたスキルを応用すれば、さらに優れたシステムを造れるという思いから、プロジェクトを続行することにしました。Gaudi をバージョンアップし、最高音質のオーディオ・システムを目指します。システム名は Gaudi II(Ver.2)としました。
本ウェブサイトでは、Gaudi II のシステム設計と製作を話題の中心とします。最高音質を実現するためには、システム志向のアプローチ(システム設計およびシステムレベル・チューニングを重視する手法)が必須と考えているからです。2021年2月現在、Gaudi II のシステム設計は完了していますが、製作は始まったばかりです。読者諸氏にも、オーディオ・システムの製作過程を疑似体験して頂きたいと願っています。
旧ウェブサイトとの関連
このウェブサイトは、旧「とのちのオーディオルーム」の続編となっております。旧ウェブサイトへ行くには、下のボタンをクリックしてください。
[2022/03/16] {旧ウェブサイトは現在のブラウザーでは正しく表示されないため、閉鎖しました}
旧 Gaudi プロジェクトについては、「Gaudi の履歴」をご覧ください。
用語
本ウェブサイトで使用しているオーディオ用語は、オーディオ界で一般的に使用されている用語に準じていますが、中にはとのちが独自に定義した用語もあります。
詳しくは、用語集をご覧ください(こちら)。
参考・引用文献
参考・引用文献は、本文中「文献-3」のように文献番号で表します。この番号は、文献リストで割り振った番号です。
文献リストは「参考情報」のページ内にあります(こちら)。
おことわり
このウェブサイトでは、とのちが設計したオーディオ機器の技術情報を提供しますが、とのちはプロではないので、設計品質の保証はいたしかねます。
読者がとのちの設計に従ってオーディオ機器を製作した場合、その音質が期待にそぐわないものであっても、こちらとしては責任は負えません。また、製作時・使用時に起こりうる障害や事故等で発生するいかなる損害に関しても、責任は負いかねます。