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 ホーム > NOBODY > CD-206   2010/12/26 作成
2017/01/19 更新

CD-206: ステレオ・チャンネル・デバイダー

CD-206 Description: ソリッド・ステート ステレオ・チャンネル・デバイダー.クロスオーバー周波数:800Hz(18dB/oct)、8000Hz(12dB/oct).
Dimensions: ?mm(W) x ?mm(H) x ?mm(D).重量:?kg.
Cost: 約1万円.
History: 1982年製作.1996年(Rev.A)、1997年(Rev.B)に改良、2004年廃棄.
 

コンセプト

ローコストのチャンネル・デバイダー。
本機の製作の同時期に、アナログ・ディスク・プレーヤー PS-104、ツィーター用パワーアンプ MA-205、スピーカー SS-307を集中して製作することになったため、予算や時間が十分確保できず、とにかく手っ取り早く造ることを第一にしました。

仕様

クロスオーバー周波数(fc1、fc2)は、fc1=800Hz、fc2=8000Hzとしました。減衰スロープは、fc1に対して18dB/oct、fc2に対して12dB/octとしました。fc1、fc2における減衰量は、-3dBとしました。

この仕様はどのように決めたか、今はよく覚えていません。使用予定のスピーカー・ユニットの特性に合わせたことは間違いありません。
使用ユニット:

ウーファー: パイオニア PW-A31 (30cm)
ミッドレンジ: フォステックス FE-103 (10cmフルレンジ)
ツィーター: フォステックス T925 (ホーン型)

ところで、このアンプの製作時にはまだT925は手に入れておらず、代わりにテクニクスのドーム・ツィーター(型番は失念)を使用しました。T925は絶対に使いたいユニットだったので、チャンデバはT925に合わせて設計しました。

設計

回路設計

トランジスター1石によるエミッター・フォロワー(エミフォロ)を使用した、単電源のごくシンプルな回路を採用しました。
電源回路は安物部品で構成しました。
オーディオ用のパーツは使用していません。抵抗は秋月電子の1円抵抗を使いました。コンデンサーもほとんどが安物ですが、フィルター回路のコンデンサーだけは、オーディオ用銅箔スチロール・コンデンサーを使用しました。
回路図:記憶と参考資料をもとに復元したもの(片チャンネルのみ、電源部省略)】

上記回路図では電源回路を省略しましたが、Rev. Aの回路図に示されるものと同じです。

実装設計

初めてプリント基板を使用しました。サンハヤトのキットを使い、自分でエッチングを行いました。

ケースはリードの穴なしケースを使用しました。型番は失念してしまいました。


製作

基板以外には手がかかる加工はなく、短期間で製作できました。

自己評価

エミフォロでは入力インピーダンスが充分高くないので、スロープが18dB/octにならず、15dB/octぐらいになっていました。

金をかけず、手っ取り早く作ったわりには、音質はまあまあ良かったと記憶しています。

改良

Rev. A (1996年)

6dB/octのパッシブ・フィルターを採用した基板に交換しました。
回路がシンプルで、位相変位が少ないため、音質が良いと主張するオーディオファイルが多いため、自分でも試してみることにしました。
PCBではなく、万能基板を使用使用しました。

他のNOBODYアンプと同様に、電源1次側にノイズフィルターを追加しました。
回路図

Rev. B (1997年)

1年間6dB/octのパッシブ・フィルターを使い続けましたが、何度聴いても、どのソースを聴いても音質が良いとは思えず、元の基板に戻しました。
スロープの緩やかなフィルターを用いると、各ユニットから出る音が、相当ダブります。ウーファー/ミッドレンジ間だけでなく、ウーファー/ツィーター間でもダブってしまいます。各ユニットの受け持ち帯域外の音は歪が大きいので、このダブリが音響的な歪を増大させます。アンプで発生する電気的な歪よりも、音響的歪のほうがはるかに大きいので、音質が芳しくないのだと思います。
CD-206B




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